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安全のために!溶接作業で注意すること

こんにちは!
福岡県大牟田市に工場・熊本県荒尾市に事務所を置き、熊本県を中心に日本全国の配管工事に従事している株式会社ヤマセイ総設です。
溶接作業はモノづくりの要で、やりがいのある仕事です。
しかし、作業には危険が伴うことは否定できません。
安全に溶接するためには、注意すべき事柄があります。
今回のコラムで、注意すべき事柄について詳しく見ていきましょう!

赤外線・紫外線による目や皮膚の障害

溶接・強い光
アーク溶接の際、熱源からは紫外線や赤外線が放出されます。
そのため、光を保護メガネやフィルタープレートなしに直視してはいけません。
紫外線や赤外線が目に入ることで目の奥に炎症を起こすのです。
特に、紫外線は急性電気性眼炎を起こす危険性があります。
しばらくすると自然に回復しますが、炎症を繰り返すと目に障害が起きてしまうでしょう。
しかし、手順を守って作業すればこのような障害を恐れることはありません。
安全のために必ずハンドシールドやヘルメット、保護メガネを着用するように心がけましょう!

ヒュームによる中毒

作業中に発生するのは、熱や光だけではなく、スパッタやガスのほか、ヒュームも発生します。
ヒュームとは何かご存知でしょうか?
ヒュームは、細かな金属の粒子のことです。
溶接する際、熱によって金属が溶けて蒸発しますよね。
その溶けて蒸発した金属が空気中で冷却されることで粒子になるのです。
溶接作業中はヒュームがあたりを漂っていて、大量に吸い込んでしまうと中毒症に、長期間肺に溜まるとじん肺を引き起こす可能性があります。
そういったことを防ぐために、溶接作業者は防じんマスクを必ず着用しなければなりません。

感電の事故

アーク溶接機には直流溶接機と交流溶接機があります。
被膜アーク溶接棒を使って交流アーク溶接作業を行う場合、作業を中断しているときでも無負荷電圧は出力状態にあるのです!
触ると電流が身体に流れ感電する恐れがあるため、作業を始める前に溶接機の電源やスイッチの位置を確認しなければなりません。
作業が終了したらすぐに溶接機の電源を切ることも忘れないようにしましょう。
濡れた手袋や素手の状態で電源や電気機器の導電部を触ることも危険ですので避けてくださいね。
確認を怠らなければ防げる事故ですので、しっかりと気を引き締めて作業を行うことが大切です。

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溶接の作業は、手順を守って行えば安全に行うことができるものです。
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最後までご覧いただき誠にありがとうございました。