2023.06.09
コラム
求職者必見!溶接の手法をカンタン解説
こんにちは!
福岡県大牟田市に工場がある株式会社ヤマセイ総設と申します。
弊社は熊本県荒尾市に事務所を構えており、熊本県を中心に日本全国からの配管工事のご依頼を承っております。
突然ですが、溶接の手法をご存知でしょうか?
溶接の手法には「融接」と「圧接」、そして「ろう接」があります。
今回は上記3つの手法を解説いたしますので、溶接工に興味のある方はぜひ最後までご覧ください。
融接
融接とは、材料の接合部分を熱して溶かしたあと、冷やして固めることで接合する手法のことです。
融接は板厚が厚く接合強度が必要な場合に向いています。
また、融接にはアーク溶接・ガス溶接・レーザー溶接があり、溶接する材料によって適したものを選ぶ必要がありますよ。
圧接
摩擦や爆発を起こすことで金属の接合部を加熱し、圧力を加えて接合することを「圧接」といいます。
機械的圧力による接合であるため数値制御が可能で、入熱も比較的低いので熱変形が少なく、作業者による仕上がりが熟練度に左右されない点がメリットでしょう。
また、圧接にもさまざまな種類があります。
摩擦圧接・ガス圧接・抵抗溶接・超音波圧接などです。
材料の板厚が厚いと溶接が不十分になり強度が低下するため、厚い板材の溶接には適していません。
なお「圧接」とは略語であり、正式名称は加圧溶接です。
ろう接
ろう接は材料よりも低い温度で溶解する溶加材で接合する方法です。
溶接時に溶接材料を使用し、母材同士が直接接合されないため、この方法の強度は他の溶接方法よりも劣ると言えます。
ろう接は、「はんだ付け」と「ろう付け」の2種類に分かれます。
「はんだ付け」はご存知の方が多いのではないでしょうか?
今や100円均一ショップではんだ付けに使う道具(はんだごて)が売られている時代なので、実際にされたことがある方もかなり多いかもしれませんね。
そんな「はんだ付け」の定義ですが、融点が450℃以下の溶加材を利用してろう付けする場合は「はんだ付け」と分類されます。
電子部品、プリント基板などの製造で主に使われますね。
反対に「ろう付け」は融点が450℃以上の溶加材を利用してろう接合する方法です。
融点が高いため、ガスバーナーを用いて溶加材を溶かして接合するのですよ。
【求人】溶接工になりませんか
今回ご紹介させていただいた通り、さまざまな溶接の手法があります。
知識は必要ですが、その分勉強しがいがある仕事です。
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最後までご覧いただき誠にありがとうございました。