2023.08.11
コラム
配管工の基礎知識!金属管の種類を紹介
こんにちは!
福岡県大牟田市に工場を置き、熊本県荒尾市に事務所を持つ株式会社ヤマセイ総設は、全国各地で配管工事を手掛けております。
配管に使われる素材はさまざまな種類があり、流体の種類や使用環境、目的などによって使い分けねばなりません。
今回のコラムでは配管に使われる金属管の種類をご紹介いたします。
配管工に興味をお持ちの方はぜひ最後までご覧ください。
金属管と非金属管
配管の材質は大きく金属と非金属に分かれており、それぞれ「金属管」「非金属管」と呼ばれています。
金属管には鋼やステンレス、アルミニウム・銅などを、また非金属管には合成樹脂を使いますが、今回の記事では金属管について詳しく見ていきましょう。
金属管をご紹介!
炭素鋼鋼管
「炭素鋼鋼管」とは、その名の通り炭素鋼を素材とした配管のことです。
炭素鋼は鉄と炭素の合金で、炭素の含有量によって強度や腐食性を変えることができます。
他の素材に比べて安価なので、液体・気体を問わず、さまざまな流体の配管に利用されていますよ。
合金鋼鋼管
「合金鋼鋼管」は炭素鋼にクロム、ニッケル、モリブデンなどを添加した「合金鋼」を素材にした配管です。
合金元素の配合によって、低温・高温への耐久性を変えることができます。
他の素材に比べて低温・高温に強いため、熱交換用の配管システムや、加熱炉などで採用されていますね。
ステンレス管
ステンレス製の配管です。
配管に使われるステンレスは10.5%以上のクロムを含んだ合金鋼で、「SUS(サス)」とも呼ばれます。
炭素鋼に比べて値は張りますが錆びにくく、強度に優れている特徴がありますよ。
また、リサイクルが可能な点も良い特徴でしょう。
とても衛生的で病院や食品・飲料工場、福祉施設などの配管に多く使用されており、用途に応じて多くの種類があります。
アルミ管
アルミニウムの軽く錆びにくい点を生かした配管です。
なお、純度99%以上のアルミニウムは強度が低いため、ジュラルミン等を添加して、強度を高めて使用されています。
主に熱交換器・船舶などの配管に利用されることが多いでしょう。
銅管
銅を素材にした配管です。
銅に亜鉛、スズ、金、銀などを配合することで、幅広い強度を持たせているのですよ。
銅は水や土に対する耐食性に優れており殺菌作用もあるため、エアコンの空気や冷媒などの流体の配管から飲料水の給水管まで、幅広く用いられています。
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今回ご紹介した以外にも非金属もありますから、配管工には多くの知識が必要です。
しかし一度覚えてしまえば一生使える知識ですので、手に職をつけたい方はぜひ挑戦してみませんか?
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最後までお読みいただきありがとうございました。