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プラント配管工事の流れをご紹介!

こんにちは!
工場を福岡県大牟田市に構え、熊本県荒尾市に事務所を置く株式会社ヤマセイ総設です。
今回の記事ではプラント配管工事の流れをご紹介いたします。
ぜひ最後までご覧ください。

そもそもプラント配管工事って?

工事施工管理業務
プラントとは工場のことで、プラント配管とは、化学工場や食品工場、製鉄所などの工場で使用される配管を指します。
その配管を取り付ける工事が「プラント配管工事」です。
工場内の配管内には、薬品や危険な流体、大量の水、高温の蒸気など人体に有害なものや環境に重大な影響を及ぼす危険な物質が大量に流れている場合も多くございます。
そのため、流体の漏出を防ぐ必要があり、プラント配管工事には高度な技術や施工精度が必要なのです。

プラント配管工事の流れ

プロセス開発・設計

化学プラントの設計は、「プロセス設計エンジニア」や「詳細設計エンジニア」の担当です。
原料・製品が設定されると、基本的なプロセスフローも決定します。
そこから物資収支(マテリアルバランス)、熱収支(ヒートバランス)といったプロセス計算を行い、プロセスフローシート、主要機器データなどを作成しなければなりません。

基本設計

基本設計では、上記で作った資料を集約して配管設計基準書と、配管設計仕様書を作ります。

詳細設計

詳細設計は、配管に関するさまざまな設計を専門分野(機械・電気・計装・土木・建築)ごとに分担して行います。
配管の詳細設計は、製品の品質やプラントの寿命にかかわるため重要な工程です。
そして詳細設計での配管図や仕様書、施工要領書に基づいてとうとう「施工図」が作成されるのです!
配管で用いられる施工図には、立体の「アイソメ図」や、工場製作用の「プレファブ図」など用途ごとに異なる図面がありますよ。

材料集計・資材調達

続いては図面から必要な材料を確認して集計し、資材の発注を行います。
品物の納品時、受け入れ検査も行わなければなりません。

建設工事

工事現場では先行して、基礎・建築工事や機器の据え付けなどの作業が行われます。

配管工事

いよいよ配管工事です。
建設工事と平行して、工場(加工場)で配管の加工が行われ、プレファブ製作を行います!
製作した配管部材を工事現場に搬入して取り付けましょう。
取り付け後には配管支持や計装配管取り付け、保温保冷、塗装の各工事が行いますので、取り付けて終わりではありません。

検査・試験

検査については、目視のほかには測定器を使用した非破壊検査などがあります。
試験には、耐圧・気密テストがあり、それらに合格すれば工事完了となりますが、工事が完了してもまだすべきことがあるのです。
では、次で最後ですよ。

プラント稼働・保全

工事が終わって、プラント運転開始後の重要な仕事があります。
それは「保全」です。
検査計画を立てて、腐食や割れなど配管の劣化傾向もつかんで寿命を予測しなければなりません。
また、何かあった際には漏れや故障などの応急修理を行って、安全や機能性を維持していきます!

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